無垢材を使った木の家の特徴を活かしたおすすめの設備には何がありますか?
無垢材を使った家を建てるなら木の魅力を存分に味わえる空間を作りたいと考えるのは自然なことです。壁にクロスではなく木を張る、柱や梁を見せるといったデザインなど、インテリアデザインにこだわるだけでも木のよさを引き出すことができますが、さらに木の特徴を活かすなら設備にもこだわってみるとよいかもしれません。
木の家の特徴を活かした設備にはどのようなものがあるでしょうか。
木の造作家具
キッチンカウンターや洗面台、収納棚などの家具は市販品を使うこともできますが、無垢材を使った造作家具にすると木の持ち味を存分に感じられるだけではなく、統一感のある空間を作ることができます。
造作家具はオーダーメイド方式であるため、市販の家具よりもコストはかかってしまいますが、使う人の体格や設置スペース、希望などに合わせて作るため使い心地がよく、市販品ではデザインやサイズなどが合わないという悩みも解消できます。
土間
土間はどのような家にも作ることができますが、木の家に採用すると純和風、和モダン、古民家風などの空間を作ることができます。
玄関に広めの土間を作っておくと開放的で明るい雰囲気になるだけではなく、ベビーカーや車椅子でも利用しやすいバリアフリーな玄関になり、庭側に作ると家庭菜園やDIYのための道具置き場や作業スペースなどに利用できます。
縁側
無垢の木でできた縁側があると屋外と屋内をより自然に繋げることができます。団らんの場所や子供の遊び場などに活用できるだけではなく、屋外と屋内のあいだに縁側を挟むことで空気の層ができ、断熱効果も期待できます。
日光が当たっても樹脂などのように熱を吸収する心配がないため、夏でも快適です。
薪ストーブ
薪ストーブは木の家と相性がよく、取り入れるだけでノスタルジックな雰囲気を作ることができます。暖房器具として活躍するだけではなく、ストーブの形状によっては鍋などを置いて調理器具として使うことも可能です。熱の広がりがよいため、家の広さや構造によっては薪ストーブ一台で全体を温めることが可能です。
ただし、燃料となる薪の確保や保管に手間と場所をとる、煙突掃除などのメンテナンスが必要、住んでる地域によっては煙や匂いで隣人から苦情を受ける可能性があるなどのデメリットもあります。
設置する場合はメリットとデメリットを見比べてしっかり検討する必要があります。
木の家とはとても相性がいい上に、災害で電気やガスなどが止まっても薪さえ確保していれば、暖房や調理にもさほど困りません。
まとめ
いくつかの設備を紹介しましたが、一口に「木の家」といっても、純和風や和モダンがあればフレンチカントリー、アメリカンカントリー、アジアンリゾート風など、スタイルはさまざまです。そのため、設備とスタイルの組み合わせによってはミスマッチな印象となります。経験豊富な業者と相談しながら決めていくとよいでしょう。
木の家の特徴を活かした設備を取り入れたい方は、弊社にご相談ください。