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冬はほんわか温かく、夏はサラサラ。無垢材を使った床のメリット3つ。

床の素材にはフローリング、クッションフロア、タイルカーペットなどさまざまな種類がありますが、木の家を作るなら無垢材の床がおすすめです。

傷がつきやすく、水に弱いといったデメリットがあるといわれる無垢材ですが、メリットも多いことからリビングや廊下、居室などさまざまな場所の床に使用されています。

無垢材を使った床にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

肌触りが心地良い

樹種によって異なりますが、無垢材の床は木の層に厚みがあるためフローリングやクッションカーペットなどに比べると柔らかく、肌触りが心地よいという特徴があります。

また、断熱性は高くありませんが熱伝導率が低いため、冬でも冷たくならず、夏は適度にひんやりとしています。

さらに、足の裏についた汗や皮脂などを吸収するため、夏でもサラサラとした肌ざわりで、一年中裸足で過ごすことができます。

調湿効果がある

フローリングやクッションフロアは調湿効果がないため、湿度が高い夏などは床が湿ってベタベタします。

しかし、無垢の木は調湿効果が高いため、床が湿る心配がないだけではなく、湿度が高いときは空気中の水分を吸収、湿度が低いときは水分を放出して湿度を一定に保ってくれるため、ベタつく梅雨時もとても快適です。

調湿効果は樹種や床の面積などによって変わりますが、除湿機や加湿機、エアコンの使用頻度が減るため、光熱費削減効果も期待できます。

経年変化が楽しめる

傷がつきやすいといわれる無垢の木ですが、色合いや木目模様などによってはそれほど目立たず、傷も味わいの一つになるといわれています。

また、フローリングやクッションフロアは時間が経つと色あせたり塗装がはがれたりして見栄えが悪くなります。

しかし、無垢材は使い込むごとに色に深みが出たり、光沢感に風格が出たりするため経年変化を楽しむことができます。どのように変化するかは樹種や使い方、手入れの仕方によって変わりますが、傷なども合わせて「家族と共に成長する家」という趣があります。

まとめ

無垢材の床はフローリングやクッションフロアにはないメリットや魅力があります。樹種によって硬さ、傷の付きにくさや目立ちにくさ、経年変化の様子などに違いがあるため、家族構成や部屋の用途などに合わせて理想に合った素材を選ぶとよいでしょう。

また、樹種を選ぶときは経年変化をあらかじめ想定して壁や家具を選んでおくと経年変化で部屋がアンバランスになってしまうのを防ぐことができます。木の性質に詳しい業者に相談し、10年後、20年後も心地よく使える無垢材を選べるとよいですね。

 

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